文責:普及啓発部 市村櫻都
2024年9月1日(日)オンラインにて「SDGs Youth Summit 2024 〜Working with Youth for the future〜」を開催しました!
本イベントでは、今年2月より始動した「新時代のパイオニア」プロジェクトの調査結果の発表、登壇者を招いたパネルディスカッション、ユース同士の交流会を行いました。
SDGs達成予定の2030年まで残り6年となった今、未達成のゴールや、次に目標にすべき社会を議論する必要が増しています。そこで、JYPSは2030年を「行動と変革の6年間」として、「新時代のパイオニア」プロジェクトを始動させました!
JYPSでは約5か月に渡り、以下の調査を通してユースの視点から SDGsの進歩分析を行いました。
日本のユースのSDGs意識調査アンケート
ユースの持続可能性について積極的に取り組んでいる団体へのインタビュー
ディスカッションイベントを通じた日本のユースの思いのヒアリング
「新時代のパイオニア」プロジェクトの調査結果の発表では、プロジェクトの集大成として4つのグループがそれぞれ①格差・貧困・ジェンダー②教育とwell-being③環境④ユース参画について発表を行いました。調査結果を解答してくれた方の学年や住んでいる地域、環境などの違いによって比較・分析することにより、新たに見えてくる視点もありました。
その後、パネルディスカッションには
国連広報センター 根本かおるさん
公益社団法人日本青年会議所 角俊太郎さん
G7G20YouthJapan 近藤英里奈さん
一般社団法人かたわら代表理事/未来アクションフェス実行委員 高橋悠太さん
をお招きし「若者が私ごととして社会の課題を捉えるには?」をテーマに意味のあるユース参画や現在の課題点等について議論を行いました。近年、「ユースが参画する」というのがゴールではなく、いかに対等なパートナーとして積極的に関与していくかが課題となっています。どのようにユースが「意味ある参画」をしていくべきかという課題に、ユース目線だけでなく、大人目線からも意見交換をすることができました。その中で、若者の目標となるような新しいロールモデルを作っていくという提案があげられました。また、次の世代に向けて、若者から若者へどのようにバトンを渡していくかについても議論が交わされました。どのようにユースと連携するかが核になってくるのではないかといった意見もあり、ユースという枠組みにとらわれない、広い視点を持つことの重要さについてアドバイスをいただきました。普段異なる環境で活躍している登壇者の皆さんがそれぞれの経験を共有してくださるだけでなく、多様な角度からの話してくださるのを聴くことができ、とても貴重な機会になりました。
交流会では、参加者のみならず登壇者の方も交えて活発な交流をすることができました。ユース同士のつながりを深める良い機会になりました。
今回のYouth Summitやプロジェクトを通して得た新たな気づきをふまえて、9月22日~23日にニューヨークで開催される国連「未来サミット」に参加します。様々なセクターの方と共有し、持続可能な社会を実現するため引き続き活動を行っていきます!
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